鍼は刺すというイメージがありますが、鍼灸治療で使う鍼には古代から伝わる九種類があって、先の尖っていないものや、刺さないものもあります。
鍼治療は、金属で皮膚を刺激することで、その刺激が神経の伝わる路を通って脳まで届いたり、体の別の箇所に届いたりして、体内で様々な変化が起こることを、治療として利用しています。
東洋医学的に考えると、気の流れを整えるということになります。
気の流れる道は、身体の表面から骨の近くまで、様々な深さがあると考えられているので、鍼を刺さない場合には、体表面を流れる気の流れに対して働きかける事になります。
当院では主に、鍼先を皮膚に触れさせて刺激を加えますので、ただ手で触れているだけのような感じしかしませんが、時々、痛みのある筋や全く別の場所に何となく刺激を感じる方もおられます。
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