カンフー映画などで見かけるような気がする左のマークは、太極図と呼ばれるもので、鍼灸治療にも関係があります。
白い部分がプラス(陽)の要素、黒い部分がマイナス(陰)の要素で、光と闇に例えれば、昼と夜が移り変わっていく様子、暑さと寒さに例えれば、季節が移り変わっていく様子と捉える事ができます。
また、物が生み出されたり、壊されたりする様子に例えれば、一人の人間の体の中身も、人を含む自然界の物質も常に循環し続けている様子と捉える事もできます。
白の中の黒い点、黒の中の白い点は、それぞれの完全な状態はなく、物事は常に移り変わっていくという考え方が表わされています。
常に循環しているイメージを表すこの図は、固定されていると感じている物事にも、いつも変化が起こっているという事に気づかせてくれます。